はじめに
「膝の痛み」と「歩き」には深い関係があります。

今回はその中でも 膝の伸び(膝伸展) に注目し、
歩行や痛みとの関係性を詳しく解説します。
さらに、自宅でできる「膝の可動域チェック」と
「膝を伸ばすためのセルフエクササイズ」もご紹介。
日常生活に役立つ内容ですので、ぜひ最後まで読んでみてください。
膝と歩行の関係性
ミッドスタンス期と位置エネルギー
膝がしっかり伸びることが特に重要になるのは、歩行のミッドスタンスです。

このとき、私たちの身体は最も高い位置に持ち上げられます。
このとき発生するのが 位置エネルギー です。
高い位置からボールを落とすと自然に動き出す力と同じで

歩行ではこれを 前方への運動エネルギーに変換 することでスムーズに前へ進めます。
👉 イメージとしては ジェットコースターが高い位置から一気に加速する動き です。

膝が伸びないとどうなる?
膝がしっかり伸びず、曲がったままでは以下の問題が起こります。

- 位置エネルギーが十分にたまらない
- 前進効率が下がる
- 左右のフラつきが大きくなる
結果として 膝へのストレスが増加し、
痛みの原因 となってしまうのです。
膝の痛みにつながる歩行の歪みの関連記事はこちら▼


膝の可動域をチェックしよう
自宅でできる「膝伸展チェック」
※巻末動画で詳細を解説しています!

- 床に長座(脚を伸ばして座る)します。
- 膝の裏に指を差し込んでみましょう。
👉 指が2本以上スルスルと入る場合は、
膝がまっすぐに伸びきっていない「伸展制限」の可能性があります。
膝伸展のためのセルフエクササイズ
膝の伸展を改善するために有効な3つのセルフケアをご紹介します。
特に上記のセルフチェックの該当者は
巻末の詳細動画をご覧になって頂き
以下の3つのエクササイズを是非やっていきましょう。
1. 膝蓋下脂肪体のリリース
膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下にある柔らかい脂肪組織の滑走を改善します。

この脂肪組織は膝の曲げ伸ばしの潤滑剤です。
2. 膝裏軟部組織のリリース
特に内側・後面の筋肉を緩めることで、
膝の伸びがスムーズになります。

3. パテラセッティング➕脂肪体リリース
膝の伸ばし力を鍛えながら動きも良くします。
1〜3の中で優先順位が1番高いです。
▼ユーチューブ動画より抜粋

👉 詳しいやり方は動画で実演していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
まとめ
動物の中で「膝を伸ばして移動する」のは人間だけ。

それほど、膝伸展と歩行は密接に関係しています。
もし今日のチェックで「膝が伸びにくい」と感じた方は、
ぜひご紹介したエクササイズを日々の習慣にしてみてください。
膝の伸びを取り戻すことで、歩行効率が改善し、膝痛の軽減につながりますよ!
以下が本日の記事をわかりやすくまとめた動画です。
是非ご覧になってくださいね。
Q&A:膝痛と膝の伸びに関するよくある質問
Q1. 膝が伸びないと本当に膝痛の原因になるのですか?
A. はい。膝が曲がったまま歩くと、
体を持ち上げるための「位置エネルギー」が十分に得られません。
その結果、左右のフラつきや効率の悪い歩き方につながり、
膝関節へのストレスが増えて痛みの原因になります。
Q2. 膝の伸びが悪いかどうか、自宅で簡単にチェックできますか?
A. 可能です。長座(脚を伸ばして座る姿勢)で膝裏に指を差し込んでみましょう。
指が2本以上入る場合、膝がまっすぐに伸びきっていない「伸展制限」の可能性があります。
Q3. 膝の伸展制限を改善するセルフケアはありますか?
A. あります。
- 膝蓋下脂肪体(膝のお皿の下)のリリース
- 膝裏軟部組織のリリース
- パテラセッティング(膝を伸ばすトレーニング)
これらを毎日少しずつ続けることで、膝の伸びが改善し歩行効率が高まります。
Q4. 膝が伸びないのは加齢のせいでしょうか?
A. 加齢も一因ですが、必ずしも年齢だけが原因ではありません。
筋肉や脂肪体の硬さ、膝周りの柔軟性不足など、
日常生活での体の使い方も大きく関係します。
正しいセルフケアで改善できる場合も多いです。
Q5. 膝痛改善のために靴は関係ありますか?
A. はい。靴の形状や構造によって歩き方は変わります。
例えば「ゼロドロップシューズ(アルトラなど)」は、
膝がしっかり伸びて蹴り出しができる方に相性が良いとされます。
ただし合わない場合もあるため、その際はインソールなどで調整することも大切です。
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